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オープンスタジオデーvol.2 10:26
  2011年2月5日、6日、クリエイティブツーリズムの企画、オープンスタジオデーの2回目に参加しました。今回は昨年10月に開催された1回目の9作家の倍にあたる約20作家の参加となり、2日間では全て回ることが出来ないほどのボリュームがありました。

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久しぶりの大雪に見舞われた時期でもあり、なかなかアクセスするのがたいへんでしたが、おもむくところ全ての作家さんに暖かく迎え入れていただいたことで、心温まる両日になったことを感謝いたします。


 まず初日最初に向かったのが、今城晶子さんの工房です。ここは、森本インターチェンジにほど近い月浦工房という金工若手作家の制作活動支援を行っている財団法人宗桂会が運営している施設で、現在3名の方がシェアしています。彼女はアンティークの腕時計のパーツを使ったアクセサリーを主に作られている作家で、他にも小物入れや、かわいらしいキャラクターを持ったオブジェ的な作品も作られています。

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まず目に入ったのが金工作家さん特有な工具の数々で、作品の面の表情を出すのに使う金槌の種類の多さです。巧みに使い分けることで、みるみる金属に有機的な表情が生まれていきました。次に見せていただいたのは、時計のパーツ群です。 私がそうですが、メカニカルなモノに興味津々で、ゼンマイ仕掛けの腕時計が目の前で分解されていく様は 今城さんのかわいらしい風貌からは想像できないクラフトマン?ウーマン・シップも相まって 圧巻でした。 時計の心臓部であるテンプ(テンワ)という部分に複数付いてるチラネジの小ささ(1mm以下)に驚き、それらを調整して時間の狂いを調整することを聞いたり、作品の話題から逸れまくってしまいましたが、作家の工房でしか話すことの出来ない内容で、より今城さんの時計を使った作品に対する思いを感じました。


 次に伺ったのが金沢卯辰山工芸工房で、ガラス作家の山口京さん、金工作家の松田明徳さん、陶芸作家の戸出旬彦さん、それぞれにご自身の作品の説明と専門分野の加工工具や作業別の部屋の使用法など、事細かく案内していただいて、数回行ったことのある工房ではありますが、今まで以上に奧深い話を聞けました。

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山口さんには作風の変化に対する思いなども聞け、作家の葛藤している部分はとても興味深かったです。松田さんにはご自慢の?金槌のテクスチャーの作り方や、実演を交えてご自身の作品にどう生かされているかの解説があり、お気に入りの金槌も触らせていただきました。戸出さんにはご自身の作品もさることながら、他の陶芸作家の制作現場での解説もいただけました。

 このような感じで回っていますと、時間が経つのは本当に早いもので、もう夕方になってしまって、初日ラストに伺ったのは、戸出雅彦さんの工房です。九谷の5彩をベースに普段使いの食器からアーティスティックな作品まで、独特な造形やキャラクターと相まって確固たる戸出さんワールドを繰り広げている作家です。

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顔見知りと言うこともあって、結構フランクな感じで迎えていただきましたが、作品のスライドショーを用意していただいており、ご本人の解説付きの贅沢な作品解説を受けました。工房にはガスと電気の大きい焼き釜が2台あり、以前はそこで一般向けの教室も行われて、教室を自宅工房で行うことの葛藤、今後の人に教えるということに対する思い、やり方、なども語っていただきました。ギャラリーなどの人が買い付けに来られた時の話など、普段話さないようなことが聞け、改めて作家・戸出雅彦さんを感じることが出来ました。


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 2日目は、まず任田教英さんの工房に向かいました。彼の作品は四角い細かい単色ドットを組み合わせて、主に色数を極力少なくし、テレビゲームの画面を拡大したような作風で、マスキングテープとアクリルガッシュを駆使して作られていました。今後の展開も含め色々とお話しさせていただきました。 ここは寺尾ユリ子さんのシルクスクリーン工房の一角で、他にもシルクスクリーンを使って作品を制作されている方もいらっしゃいました。若手の作家がシェアして使っているということで、それぞれが刺激し合いとても興味深い環境です。

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 次は陶芸作家の藤原絵里佳さんの自宅兼工房です。ろくろの体験をさせていただけ、これは作業の現場を見せていただく醍醐味の一つでもあります。現在、ウドゥという壺の形をした打楽器を制作にも力を注がれており、そのブランド名が決まったら、打ち出したいといわれてました。名前のアイデアいただけませんか?との問いかけもあり、現在進行中の作品や構想を見て取ることが出来たの事で、作家をより深く理解できたと感じました。

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 水がしみ出ることで描く有機的で幾何学的でもある作品など、時間の変化をアーティスティックに表現する井上大輔さんの自宅兼工房では、間取りが面白く、ゲストルームもあり生活スタイルも感じることが出来、作品同様かっこよかったです。水のしみ出るマル秘の仕組みも、サンプルを使って教えていただいたり、「技術的に壁にぶつかったらどうされます?」などと質問をしても、笑って「電話かけまくります」「それしかないですよね!」などととてもフレンドリーな人柄を知れたことも収穫です。

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 最後に伺ったのは、山本基さんの大野の海沿いのアトリエです。潮風に吹かれるなかで作品が生まれていく様には、圧倒されました。失礼とは思いながら、ファミリーで伺ったのですが、優しく迎えていただきました。私の子供に対しても、塩の特性などを丁寧に教えていただきました。「内緒ね!」と言いつつも次の展示プランの構想モデルの説明していただいて、「ここ悩んでるんだよね〜」などと気さくな人柄で、塩の作品からは想像できない新たな一面を垣間見ることが出来、いっそう次回の展示が見たくなりました。

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 展示場で作品を見るよりも時間が掛かりましたが 、あっという間に過ぎていった2日間でした。作家の日常を垣間見ることが出来、人柄に触れることで、よりいっそう作品の深さを感じることが出来、皆様の今後の活躍が楽しみで仕方ありません。今回の企画を提供していただいた皆様に改めて感謝申し上げます。そして作家の方にこの場を借りてお礼を申し上げたいと申します。貴重な体験をありがとうございました。

 全ての作家さんのスタジオに伺えなかったことが残念で仕方ありません。是非次回は全てのスタジオに伺いたいと思います。宜しくお願いします。


【アトリエ写真】

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長原めぐみアトリエ「niche」

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指江昌克アトリエ

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kapoアトリエ(松本桂子、Caroline Ann Oakley)

【今回参加した作家】
阿部乳坊(金沢美大)、石崎誠和、井上大輔、今城晶子(月浦工房)、
菊谷達史(金沢美大)、指江昌克、谷村祐美(金沢美大)、任田教英、戸出旬彦(卯辰山工芸工房)、戸出雅彦、長原めぐみ、日暮し(お店)、藤原絵里佳、松田明徳(卯辰山工芸工房)、松本桂子、村住知也、山口京(卯辰山工芸工房)、山室淳平、山本基、Caroline Ann Oakley

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