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金沢建築訪問vol.2 13:20

2011211日(金・祝)に開催された「金沢建築訪問vol.2」に行ってきました。

今回は大樋焼の大樋年雄氏をエスコート役に、
 
釜師宮崎寒雉氏の自宅兼作業場と大樋長左衛門邸/大樋美術館の見学です。

テーマは町家建築と茶道文化。
今でも金沢は茶道が盛んですが、元々は江戸時代初期に
加賀藩5代藩主前田綱紀に京都から招かれた茶人、千宗室・仙叟宗室居士
茶の湯を広めたところからその歴史は始まります。

大樋焼は千仙叟に楽家4代、初代長左衛門が同道した事より始まり
今の十代大樋長左衛門に続いています。一方釜師の宮崎氏は、
千宗室が前田家に出仕していた時代、藩御用釜師として
初代が活躍し現在14代宮崎寒雉が製作を続けています。
千宗室」をキーワードに、実はとても関わりが深い2か所なのです。



参加者の簡単な自己紹介をして、まずは宮崎さんのお宅に伺います。

とても寒い日でしたが晴れていたので、皆で歩いて移動しました。

武蔵、彦三、尾張町界隈は古い素敵な建築物が多く、
エスコート役の大樋年雄さんが子どものころから慣れ親しんだ場所+建築に詳しい
ということもあって、度々立ち止まって話をしながらのツアーとなりました。


宮崎さんの自宅は昭和2年に建てられた町家で、
彦三大火で焼けたものの、土塀と井戸はそのまま残っており
井戸水は今でも釜の仕上げに使用するそう。


通されたお茶室の床の間には釜が並び、中には

初代が作られたものもありました。お話は宮崎家について、
釜の種類、作り方、作るこだわり等について。
スライドや大樋さんとの会話を交えながら分かりやすくお話し頂きました。
いろいろな釜の形もありますが、注文者の細かな希望にも

応えることができると話す宮崎さん。

細部まで遊び心あるアレンジができることは再発見でした。


いまは毎月第4土曜にお茶会をしているそう。

在釜(ざいふ)という看板が玄関に出ているので、
気になる方は行ってみてはいかがでしょうか。


大手町にある「千仙叟宗室居士邸地跡」に立ち寄りながら、
次の大樋長左衛門邸/大樋美術館へ。
北国街道の目印にもなっていた、玄関先の立派な松や
ガラスの塀の話を聞きながら中に入りました。


今回見学した大樋さんのご自宅、実は
20数年前に火事で焼けています。
家を修繕する際、馬置き場と台所だった場所を「大樋ギャラリー」とし、
大樋焼きの敷瓦、漆喰、ガラス塀などを組み合わせて現在のモダンな姿にしたそうです。
「火事の改修は、日本の古いものをうまく利用することを
考えるきっかけになった」と語る大樋さん。


いい頃合いになったので、大樋長左衛門邸にある
お茶室「芳土庵」にて大樋焼きのお茶碗でお抹茶と
お菓子を頂きながら、大樋さんより沢山興味深いお話を伺いました。

大樋焼のルーツ、金沢の茶道文化について(「前田家は文化的秘密兵器を作っていった」)、
「献上」に関わる多くの金沢の職人の話、大樋焼の伝統で江戸時代から変わらないこと/変えられるところ、お茶をする度に学ぶこと、等々。


中でも金沢は茶道文化の職人が揃っている。道具をどう揃えるか、
どう使うかは自分次第だというお話に、今後のヒントがあると感じました。

確かにこの街の中には様々な美意識があります。
お茶、建築、工芸、現代アート等といった「要素」も、
それを楽しむ人、考える人、作る人といった「人」もいます。

クリエイティブツーリズムで今まで取り上げた要素はまだひと握り。
参加者もまだまだ多くはありませんが、少しずつこのクリツーに
関わった人たちが、この街にある魅力をそれぞれに見つけ
愛しんで、一緒に楽しんでゆくことが出来れば、
金沢の文化も、私たちも、幸せになれるのではないでしょうか。


次回の企画については、後日必ず発表致します。
ウェブサイト、ツイッター、メールでの案内になりますので
メール配信希望の方は事務局までご連絡ください。
(今までの参加者の方にはご案内致します)


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